いろんな局面でシリアルコードが使われていますが
特に入力と明細など親子関係を持つ伝票NOや、病院などの外来で日によって詳細が増えるもの、弁護士さんなら案件Noなどが対象かと思うのですが、コード番号をKeyにしてデータベースを処理される事が多いかと思います。
(顧客マスタや商品マスタなど、日々増えるものでなければデフォルトのオプションで十分)
レコードを増やせば001+1(増分)
はオプションで設定できますが、翌日は001から始めたい
などの場合は自己リレーションと計算式を用いれば可能になります。
これは日付で初期化し、001から始める方法ですが、月によって001にしたり桁を増やして0001にしたりも出来ます。コード番号が整理されて帳票なんかも見やすくなります。
サンプルがダウンロードできますので見ていただければ分かるのですが、
シリアルコードを作るのに、それに関係するフィールドが増えちゃうのが難点でもありますが、覚えて損はないかと思います。デフォルト装備のオプション設定では、001に戻すために都度、管理者権限のデータベースの管理でオプションを変更する、なんて面倒な事したくないですし・・・。
日や月によって001に戻ってくれたり、レコードを全部削除しても、新規レコードで001から始まってくれるのは便利です。
<欠番>
しかし、このコード、親子関係にあればKey設定をしますので、レコードを削除した時に欠番をどうするか考えなくてはいけません。
今回は欠番が発生したらそのままにする方法と欠番以降を詰めて連番にさせてしまう方法の2種類をサンプルにしました。
いろんなサイトでシリアルについての注釈が掲載されていますが、僕的には欠番を詰めて連番にさせる方法は好ましくないと考えています。
リレーションで親子関係にあれば、欠番が詰まって連番化されたことで、子の側のデータもズレて(書き換わる)しまうからです。これでは整合性が保てません。ですので、レコードを削除して欠番が発生したときは、そのまま放置をお奨めします。
では、欠番なしとは、どういうケースで使用するか、ですが
伝票などのトランザクション(親子関係)ではなく、呼び出しだけに使用するマスタ等であれば、Noを詰めても良いと考えます。ただし、商品マスタなど後に商品別の分析をするのであれば、危険です。担当者や人事などでも定年や退職などで欠番が出ますが、欠番なしになると欠番以降の関連データが飛んでしまいます。
僕の場合は、欠番なしという手法で開発を手掛けたことはありません。
ダウンロード(FM13以上)
2015年8月11日火曜日
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