2014年5月31日土曜日

第12回 自分で作ろう!弁護士向けソフト 大分類、中分類、小分類 その6

大~小分類は今回で終了です。(下は  今回の完成図)
お疲れさまでした。
これは、正直、リレーションの上級者じゃないと出来ないかと思います。
(始めての方は出来なくて普通です。一番の難関でした)




設定Mtで設定した詳細を、エントリーに絞り込んで表示させる設定です。



左上の各分類で絞り込み、左下のガイドに、事件に関係するファイルをずらりと表示させます。

ブルーの平面図には次回から事件関連の項目を入れて行く予定です。


さて、ここまでを説明します。





前回までは、マスタで事前登録するための大分類、中分類、小分類の作成でした。
今回は、事前登録されたマスタを、入力時に大分類、中分類、小分類に絞り込んで閲覧させるためのものです。ちょっと難関ですが、前回と別物として考えます。


まず、前回のリレーション図に更にテーブルオカレンス(TO)を追加していきます。
今回は全てTO(仮想テーブル)で成立っており、データを更に絞り込んでいく設定を行います。

設定Mtテーブルから、左下の「+」でTOを作り、「設定Mt大分類」という名称に変更させます。



同じ事を2回続けてください。
「設定Mt中分類」、「設定Mt小分類」という名称に変更します。

そして

エントリーテーブルと各テーブルをidで繋げていきます。

①エントリーの「g大分類」 と 設定Mt大分類の「大分類id」
②エントリーの「g中分類」 と 設定Mt中分類の「中分類id」
③エントリーの「g小分類」 と 設定Mt中分類の「小分類id」





テーブルの右上のポッチを押してスマートにさせます。






更に今度は、大分類、中分類、小分類をそれぞれ、TO化させ、
テーブルの名称を「g大分類」、「g中分類」、「g小分類」に変更させ、各分類のidを
再びエントリーテーブルの同じ名称にそれぞれ繋ぎ合わせます。




だんだん混乱してきたので、設定Mt関連のテーブルをブルー
大中小分類テーブルをピンクに塗ります。



さらに、更に、g中分類のテーブルから、再びTOを作り、「中分類受注」という名称に変更します。
同じくg小分類のテーブルからもTOを作り「小分類受注」という名称に変更します。



さぁ、一番間違いやすい箇所なのでサイズを大きくしてみました。

設定Mt大分類の右上のポッチを押して内容を広げ、中分類idを探してください。
設定Mt大分類の「中分類id]と中分類受注の「中分類id」を繋ぎます。


③現在、設定Mt中分類と、エントリーとでは「中分類id」で繋がっていると思うのですが、
「大分類id」も追加して繋げます。
そして、小分類受注と「小分類id」で繋げます


④現在、設定Mt小分類と、エントリーとでは「小分類id」だけで繋がっていると思うのですが、
エントリーの「g大分類」と設定Mt小分類の「大分類id」
エントリーの「g中分類」と設定Mt小分類の「中分類id」を繋げてください。


これでOKです。


エントリーのレイアウトを開きます。(後々実際の事件を入力していく画面です)



各フィールドを好きな場所に移動させて、
設定Mt小分類のポータルを設置します。





これも間違いやすいので画面を大きくします。
エントリーレイアウトにある「g大分類」「g中分類」「g小分類」に値一覧を設定していきます。
前回よりも複雑ですので、間違えない様に・・・・・


まず、レイアウトのg大分類をクリックしてアクティブにし、インスペクタからドロップダウンリストを選択します。そうすると、値一覧名を設定する画面が出てきますので、「受注大分類」と設定してください。更にフィールドの値を使用を選択すると、フィールドの設定画面が出てきます。

最初のフィールドは設定Mtを選び、大分類idを選びます。
2番目のフィールドは大分類を選び大分類名を選びます。

ここで間違えると、データは絞り込まれません。





レイアウトに戻り、
g中分類を同じように設定します。

大分類と方法は同じですが、呼び出す内容は全く違います。
写真の通り従ってください。





g小分類も同様です。

(ちょっと、頑張ってみてください)




エントリーのレイアウトを自分が操作しやすい配置に変えて行きます。
自由です。挿入からマージフィールドを設定し、分類idで選んだ後、名称を表示させます。
(マージフィールドは、住所録のシール発行の時に詳しく説明します)
分からなければ飛ばしてください。





実際に分類をいじってみてください。
設定マスタにデータを入れていない場合は、なにも表示されませんが
入っていれば、絞り込まれているはずです。

おかしな動きであれば、リレーションの接続先か、各分類の値一覧の設定ミスです。





たぶん、これが一人で出来るようでしたら、ソフト屋に成れます。

今回ので、データの流れを習得するのは普通は無理です。テーブルは一つなのに、仮想的にテーブルを増やして、データを分岐させています。このデータの流れのことをコンテキストと言います。
文章でいえば文脈の意味で、僕の苦手分野なのですが、いざ、運用で操作するときは随分と楽になります。(全てはそのためです)

最終的には設定Mt小分類のポータルにズラズラと絞り込まれたデータが集まるのですが、慣れてくるとコンテキストの逆から見て行くと流れが理解できるようになります。


グローバルフィールドについては、次回説明します。
動きをみてから説明したほうが良いと思って説明していませんでした。

スクリプト関係の説明や、運用時、ポータルを複数置いたレコード削除の危険性などについても後々説明していきます。



お疲れさまでした。




上記のダウンロード






事件現場再現3Dソフト その3

事件現場再現3Dソフト その3

なんと、3Dの紹介ばかりですね・・・。

データベースの方は、後でUPしておきます。


以前、僕が使っていた3Dソフト
飲食店の出店とプロデュースの仕事をしていましたので、デザイナーに図面を渡す前に
ある程度、自分で店の導線とかを確保するのに、このソフトを使っていました。
プレハブ感覚で作れます。
質感が良いと、伝わり易さが違うんですねーー。


Vue 11Esprit

簡単さと使いやすさで言うとTOPレベルですね。



相当前なので、僕のはVue5でした。
なにが出来るのかというと、自然の森とか川、海、街とか道路とかが作れます。
通常の作図で簡単な建物とかも作りました。

一番安いシリーズです。2万8千円でしたか・・・

高いグレードのものを使うと、風や嵐も起こせます。また、アニメーション機能を使って交通事故再現とかもできそうですね。






厚別の殺人事件ではありませんが、森の中での窪みがあったので
発見が遅れた・・・など(どうかは知りませんが・・)

難しい測量知識が無くても、ある程度地形や木々の大きさなど
直感的に再現が出来ます。
厳密にというものであれば、測量して計算をするしかないですけど・・・。

本当は癒し系の映像再現がいいのでしょうが、使える物があればいいのかと。



 


Vueは、人物のサンプルもありますが、少ないです。

Poserシリーズ (2万かかるかどうか・・)

とデータを合体させることが出来き、人物を複数置くことも可能です。




たぶん、検察みたいに国の予算バリバリ使えるのと違って

弁護士さん、時間と予算も限られていますよね・・・。
プレハブの様に作れるのがいいのかと思います。

安いツールでもいいもの沢山ありますので、みつけたら紹介していきます。




ちなみにCG制作のプロが認めたフリーソフト(無料)もありますが、
覚えるのに1年は最低かかります。
素晴らしいソフトですが

現場再現制作も1年くらいかかるかも・・・。

Blender

(プロ用、無料です)

Volume Preservation 衝撃などの機能は付いていません。











2014年5月29日木曜日

事件現場再現3Dソフト その2

おおまかな事は六角大王でできそうですね。
でも、事故、衝突、落下、衝撃、物理的な表現が弱いですね

しょうがないです。

価格相応にしては、よく出来ていると思います。

ポーズだけなら、こんなのもありますね



物理的な表現について
僕もあまり詳しくはないのですが、C Gデザイナーに伺ってみました。

たとえば階段から落ちる。
通常の安めのC Gソフトであれば、人物はまるで金属で出来ているかのような落ち方をするようです。
突き飛ばされて、後ろから崩れ落ちるわけですが、階段が壊れるんじゃないかというような硬さがあるようです。どういう向きの力が働いて、体重と静止していた時の関節の向きでも、落ち方と衝撃の強さは違う様ですね。水風船のような人と、骨と皮のような痩せた人、筋肉質の人とでも怪我の重さは違うと思うのですが、C Gでも表現が違うようです。


ほっぺたを両手で押さえると、挟まれますから、体積は前に膨れ上がると思うのですが、安いソフトでは、そういう機能が付いていないようです。

Volume Preservationという機能があって、ソフトによって違うようですが
興味があればこちら・・




自動車なんかも衝突するとガラスの様に砕け散るのではなく、衝撃を吸収する箇所と膨張する箇所、完全に破壊される箇所があると思うのですが、それぞれの部品の強度が違うので、C G再現というのは難しい様ですね。







こちらは、イカが、階段から落ちる様子が表現されていますが、非常に現実に近いかと思います。

こういう再現が自動化されるようになったら、たぶん、もっとC Gの利用価値が増えるでしょう。

ま、このソフトは非常に高価ですが。。。





第11回の補足

中分類登録画面の

小分類登録時のガイドのデータですが、登録したらチェックマーク「✔」が付くようにしました。
そうしないと、何を登録したのか分からなくなりますよね・・・。





ダウンロード
この段階でレイアウトデザインは、力入っていません。
ある程度出来たら、Navレイアウトに移植してダウンロードできるようにしておきます。


僕は、動きをみるため、めちゃくちゃに分類名データを入れているので、
お好きに修正しちゃってください。



第11回 自分で作ろう!弁護士向けソフト 大分類、中分類、小分類 その5

なかなか、進みませんね。
すみません。

前回までのをダウンロードできるようにしました。

(ファイルメーカーお試し版)

で、

エントリーをいじる前に、少し手直ししたいのですが

とにかく、
中分類名を登録した後に、
同じ画面に関連させる小分類名を登録するのは
エライ大変だということが分かりました。

もう一度言います。(私もこんがらがって・・・)
大分類で絞り込まれた中分類を登録していき
更に関連した個々の小分類を登録するので

基本的な事件名が掲載されているガイドらしきものがないと、
小分類の事件と関連付けさせるのが難しいんですね
(いったい、事件ってどのくらいあるの?)

それで・・・・

事件名データべースのガイドを作りました。



前回までのリレーション図をスマートにして・・・

事件名データベースを別途作りました。緑のテーブルです。



何が大変って、好きに登録できる大分類と中分類が大変で
それが出来ないと小分類まで辿り着かないんです。




右上のドロップダウンリストから、民事、刑事、行政、家事、少年から
選ぶと、事件名がずらりと表示されます。

そこを選択すると、小分類登録のフィールドにデータが入力されます。
裁判所、符号も一緒にデータ転記されるようにしました。

大分類名は幾つでも登録できます。
中分類名は使用される方が好きな分類名をつける。(絞り込み安いように工夫)
小分類名は中分類化された具体的な事件名です。





今回のは直ぐダウンロードできます。

(FileMakerPro12以上が必要です)


すみません、エントリーまで行けなくて。


さくっと、説明だけしておきます。
今までの設定は、事件名と関係する添付ファイルを分類で絞り込んでいくというもので、
ワードの公文章やエクセルのファイルなどのファイル詳細を登録する(事前登録する)商品マスタのようなものです。
大分類と中分類と小分類と設定Mtの登録です


次回は、事件情報を入力する画面から、登録済の関係ファイルデータを大分類、中分類、小分類に絞り込んでいきます。(事件毎に登録する)
もう一度言います。

前回は設定Mtが登録されていないので、登録するための、大分類、中分類、小分類でした。
次回からのものはエントリー画面(事件入力画面)から、既に登録された事件の関係ファイルを、大分類、中分類、小分類で絞り込んでいきます。(ややっこしいんです、すみません、)

ですから、ある程度マスタにデータが無いと作っても動きが分からないので
ここまでの各マスターは、壊す気持でデータを登録してみてください。



ここで苦労しておけば、使用時は楽です



※ちなみに、前に登録した関係で、小分類名の隣の裁判所や符号などデータが空になってる行があるのですが、「×」で消して、登録しなおしてみてください。
全部消して一からやり直しでもいいです。

(今回追加させた事件名DBテーブルのデータだけは消さない様に・・・)





弁護士向け3Dソフト  六角大王 事件再現検証に・・・

事件現場再現検証 3D映像制作に

3Dのソフトはフリー、数千円から、数万、数十万、数百万までありますが
映画やCM、ゲームを作るわけではないので、Mac用で昔からあった3Dソフト六角大王を紹介します。Windows版もあります。


たぶんですが、安く、一番早く簡単に作れます。
通常であれば、数カ月から数年かかる制作が、数日。


 

面白い動画ですが、こんな作業も数時間で出来上がってしまいます。




 こういった室内ですとか、





こういうアニメーションも可能です。


税込1万円弱です。



購入先


ただの紹介です。販売先と私とは関係ありません。
ちなみに映画制作には、安いものでHoudiniですとか、Mayaを使います。
それでも数十万円します。高い物は数百万




これは、Houdini



ちなみに

今までみたCGの中で最高の仕上がり。オードリーヘップバーンがCGです。 (イタリアのCM)





2014年5月27日火曜日

第10回 自分で作ろう!弁護士向けソフト 大分類、中分類、小分類 その4

前回の続きになります。
前回は大中小テーブルの設定まででしたが、今回は仮想テーブル(テーブルオカレンス以下TO)を作成して絞込を行います。

まずは今回の完成図を見てみます。



販売管理ソフトでいえば商品マスタにあたる箇所の作成になります。
第8回の最初の画像の分類を選ぶと、関連するファイルが一番左にガイドされるための商品マスタのようなものです。(第8回のエントリーにある大中小絞込は、別途次回に作ります[別なんです])




前回までのファイルをもとに作成していきます。
無ければ第9回からダウンロードできます。

今回作成したものは次回ダウンロード出来るようにいたします。
(先に出すと作らないだろう・・と言われました。そうですよねw)



↑まずは、リレーション図の画面を設定していきます。
中分類Poテーブルをアクティブにして(クリックした状態)左下の「+」を押す(TOにする)と、仮想テーブルが現れます。ダブルクリックをして名称を「中分類」に変更してください。




の中分類テーブルは、設定Mtテーブルの「中分類id」フィールド同士を照合させます。
の小分類は、上の「小分類Po」をアクティブにしてTOにし名称を「小分類」にしたものです。方法は上と同じです。
小分類テーブルは、設定Mtテーブルの「小分類id」フィールド同士を照合させます。
の小分類2テーブルは、の小分類テーブルをTOにしたものです。
中分類テーブルの中分類id同士をつなげます。
これで今回のリレーション図は完成です。

問題はここからです。
設定Mtレイアウトで、動的値一覧を設定していきます。



まず、大分類idをアクティブにしてインスペクタのコントロールスタイルの中から「ドロップダウンリスト」を選択します。
次にファイルエントリー値一覧の管理窓から、新規ボタンを押します。



値一覧の編集画面が出て、「設定Mt大分類」という名称を付けて下さい。
(後に混乱しないためです)
フィールドの値を使用を選び
フィールドを指定していきます。

最初のフィールドの値を使用ガイドから「大分類」を選択して下さい。
そして「大分類id」を選びます。
2番目のフィールドの値も表示に
「大分類名」を選びます。
そのままの状態で、全ての値を含めるにチェックをし「OK」を押します。
これで大分類は終了。



次は再び設定Mtレイアウトに戻り、今度は「中分類id」を同じように設定をします。
値一覧の名称を「設定Mt中分類」にし、フィールドの値を使用を選択します。
フィールドの指定画面で

最初のフィールドの値を使用で「中分類Po」を選びます。(間違えないで下さい)
中分類idを選び
2番目のフィールドの値も表示に
「中分類名」を選びます。

そして、「次のテーブルから関連レコードの値のみ含める」を選択して
「大分類」を選びます
(既に登録された大分類データから絞り込まれるという意味です)
これで中分類の値一覧が完了です。



同じように設定Mtレイアウトに戻り、小分類idをアクティブにし、同じ設定を行います。
「設定Mt小分類」という名称をつけ、フィールドの指定に移ります。
最初のフィールドの値を使用で「小分類2」を選んでください。
「小分類id」を選択し
2番目のフィールドの値も表示に「小分類名」を選択します。

そして、「次のテーブルから関連レコードの値のみ含める」を選択して
「中分類」を選びます。
複雑ですね・・・

これで小分類が完了。



フィールドの設定画面に移って頂き
設定Mt_idのシリアル番号を自動化させます。
1+1で設定(今回はシンプルでいきましょう)



設定Mtレイアウトを作っていきます。
ヘッダを下げ、色を変更します

ヘッダは入力、ボディを表形式にしましょう。
なぜかというと、データを入力していくと分かるのですが、増えると画面いっぱいになります。入力する箇所が別の一定にあったほうが後々、操作しやすいからです。




レイアウト設定の表示でヘッダとフッダの表示にチェックを入れます。



こんな感じになりました。



ごめんなさい、設定Mtのフィールド定義画面で、「中分類名」と「小分類名」のルックアップの指定先を変更してください。
「中分類Po」となっている筈ですから、これを「中分類」の「::中分類名」に変更してください。「小分類Po」も同じように「小分類」を指定し、「::小分類名」です。

テーブルを複数のTOにしたので照合先を直接設定Mtと結ばれているテーブルに変更しないといけなかったのです。




設定Mtのレイアウト画面で大分類名、中分類名、小分類名のブラウズモードのチェックを外します。(これをしないとフィールド移動しません)



左一番下の「レイアウト」モードから「ブラウズ」に変えます。
表形式で表示してください。
すると、設定Mtが出来ました。
データが少ないので、
先に大分類マスター
中分類マスター
小分類マスター
に好きなようにデータを入れてみてから設定されるといいです。



ダウンロードファイルは次回



引数

引数(ひきすう)

FMでは、さほど専門用語を使わなくてもソフト開発が出来ます。
しかし、進むにつれ、後々頻繁に計算式や関数、スクリプトが出てくるのかと予想しています。

そこで、どうしても先にコンピューターの基本でもある「引数」について先に述べておきます。あまり難しく考える必要はありません

引数とは、人参ジュースであれば、人参が引数になります。(なんで人参?)
ミキサーがパラメーター(引数を制御する入口)で、ミキシング(砕く)がメソッド(方法)であり、結果、人参ジュースが出来上がります。

事件であれば、依頼人が引数になり、弁護士さんがパラメータやメソッドになります。裁判官が結果を出力するといった感じでしょうか・・・

たぶん、こんな感じで良いのかと思います。


変数とかは、後ほど・・。







シリアルNo

シリアルNo

以前、オフィスコンピューターが主流であった頃は
分類コード、商品コードなどに意味を持たせ、コードNoからでも検索させる仕様が多かったように思います。例にあげると
自動車の部品屋さんなど、純正の数百、数千万点の部品と、社外品の数千万点の部品があるのですが、現場ではコード番号を打ち込んで検索したほうが早いと言うのです。
1分間に5件くらいの電話注文が入るので、ガチャガチャ操作してる場合ではなかったのですが・・・。
当然、絞込検索や名称での検索は出来るのですが、マウスとか使わない時代でしたから、いちいちエンターキーで進んでファンクッションを押して・・・という操作が手間だったのでしょう、ほとんどの方が億に近い部品を呼び出すのにコードNoを叩いていました。

でも、よく考えてみると、システムも優れているとは思うのですが
部品商さんのフロントマンが優れているわけで、傍から見てもミスが無いわけですから、神業としかいいようにありませんでした。

現在は、なるべく業種業態にもよりますが、コード番号自体をエントリー(入力画面)から外した開発が多いようです。内部では照合などで頻繁に動いているのですが、使用者側に余計な気を使わせない、改行やスペースなど打ち込ませてミスを防止させるためにも、外すこと、もしくは、通し番号のように意味を持たせない仕様が増えています。

FMはデフォルトオプションでシリアル設定があります。
新規レコードボタンを押すとシリアルNo1番から2番になるような設定です。
2番のレコードを削除すると、次のレコードは3番が振られます。
いわゆる欠番です。
自己リレーションを組んで計算式を入れると、更新再連番として、その欠番を補う事も可能なのですが、たとえば明細Noの欠番が、どれほど気になるのか、レコードNoの欠番が発生したので夜も眠れないというのであれば、しょうがありませんが、IdNoを計算式にするのは、私の場合、なるべく避けています。
(どうしてもという場合は、計算式ではなく、タイプを数字にして、スクリプトなどで計算させ、データが保管できるようにしています)

なぜかというと、データのエクスポート、インポートを頻繁に使用するからなのかもしれません。
レコード削除する前にデータをエクスポートしたファイルがあり、しばらくした後、やっぱりデータを元に戻したいとなったら、タイプが計算式なので、そもそもデータが入りませんし、スクリプトなどで回避したとしても計算式でNoが連番化されているのでNo重複とみなされ、インポートの照合が出来なくなります。たぶん頭の良い人なら回避させるプログラムは組めると思うのですが、目視点検は必要でしょう。そっちのほうが不安です。

欠番、いいじゃないですか。
デベロッパーは昔も今もSE達と揉める箇所なのですが
使用者に気を使わせない仕様を考えれば、欠番が発生する仕様、いわゆるFMデフォルト・オプションのシリアル設定のまま奨めています。

※業種・業態にもよります

今進めている弁護士さん向けのソフトの場合は、大分類コード、中分類コード、小分類コードなどと、事件別のワードやエクセル、PDFなどを保管する関係ファイルのコードに意味を持たせ、通し番号にするかどうかということでしょう。

たぶん、それでいくと桁が増えます。
大分類の種類はせいぜい10あるかないか、でも中分類になると50種類くらい?
小分類はどんどん増えて行く気がします。1万はないと思いますが・・・。


この辺は、進めながら考えて行きましょう




データベースの索引設定 

 <各大中小分類マスタにidを付けるか付けないかの判断>


今回、大分類idとか中分類id、小分類idなど数字key(索引または照合)にしていますが、idを省いて、直接文字など名称をkeyにすることも可能です。(検索が早いです)
しかし、作り終えてしまってから「あちゃー;;」と反省することもあるのですが、データベース開発はなるべく別途
数字によるkeyでコードであるとか、idとして照合することをお奨めします。

その判断は各項目のデータ量ではなく、変動があるかないかで決まるのですが、

例えば、

○開始
○継続
○完了

のような、名称が比較的変わらないものであれば、名称をkeyにして照合しても構わないのですが、

○わたなべさん
○たなかさん
○たかはしさん

という担当者の様な名前で照合すると、異動、退社した時など困ります。消してしまうと他の関連ファイルが参照できなくなる可能性があります。
しかし、担当テーブルなどに別途、数字などのidフィールドを持たせておけば、idkeyにして担当が変わってもそのままでよく、文字の名前フィールドだけを変えれば、そのまま引継ぎデータなども閲覧できるので、これ等の照合に関するジャッジは必要です。
慣れなければ、とにかくリレーションは数字フィールドをkey(索引)にする習慣をつけるといいかもです。めんどくさいかもしれませんが・・・。

○事件名は公的に変えられないものであっても、絞込の内容を好きに変えたいのであれば
小分類の名称だけは決まった定型の事件名にして、大分類の名称や、中分類の名称は好きに設定すればいいと考えます。すなわち数字idのkeyを持たせるということです。

○また、小分類など今後増えたり、事件では無く、「苛め相談」のような定まっていない名称の相談内容であれば、たぶん変動する可能性があるのかと思います。ですので、これも数字のidを別途、持たせています。



後々、自分でメンテナンスをするときに楽です。






最適化してますか?

 まるで入院していた患者が退院して元気に復活するような機能。 クラウドを使用するユーザーさんがほとんどなのですが、このゴールデンウィーク中は 最適化のメンテしときます。 データがピチピチしちゃいますよぅ。