7回の大分類、中分類、小分類の続きです。
たぶんですが、この項目は、非常に難しいので、なんかいも続くと思います。
それと、このソフトの一番重要な箇所かもしれませんので、相当細かく説明しないと初めての方は作れないかもしれません。
作り方の前に、試作テストを作りましたので、動きを見ます。
レイアウトは雑ですが気にしないでください(テストなのでエントリーと一部マスタが一緒になってます。)
サンプルは事件ではなく生鮮食料品(笑)
上に大分類、中分類、小分類があります。
あらかじめ各分類は事前登録しており
これ等はドロップダウンリストで表示されます。
大分類のリストから選択すると、絞り込まれて中分類に飛び、
中分類のリストから選択すると絞り込まれて小分類に飛び
小分類から目的の事件を選ぶと
<関連書類ガイド>に小分類の関連項目がズラリと表示されるというものです。
前回お話したのは、案件や事件の場合、小分類が事件名となります。
民事か刑事かその他を大分類、
民事が選ばれたら民事事件を中分類にするのですが、多いので好きな区分を作って分けます。
それが中分類、
そして中分類の任意で作った民事グループ中から、小分類の上告提起事件とか上告受理申立て事件とかが決まり
<関連書類ガイド>にズラリとワードファイルやらエクセルファイルが並ぶというものです。
(実際には、あらかじめマスタで、関係ファイルを参照保存しておきます)
しかし、下の絵の様に、他の事件書類が含まれることがあるのかと想像しているのですが・・
ないですか?なければ要らないのですが、
この事件だけのファイルの保管庫を作ってあり、選ばれた野菜(ようさい類)の他に、
果物のベリーの複数ファイルを保管出来るようにしました。
分類から、いろいろな事件ファイルを選んで、この事件だけの保管庫に入れておけるのです。
事業承継事件のファイルや相続事件のファイルが混在できる感じ・・・。
それが、次の絵です。
ベリー関係も保管庫に入りました。
これで、この事件だけに必要なファイルが揃ったということになります。
関連ガイドは常に動的なので、この事件と結び付ける為の保管ガイドが必要であったということです。
ただ、前回はこの状態でも添付された各ファイルはまだ白地図状態であると説明をしました。
これ等のファイルにFileMaker側のデータを転記させ、完成したファイルとして、ちゃんと保管しなくてはいけません。
それで、前回は更に別の保管庫・・・・と説明したのですが、昨晩からけっこう悩んでます。保管庫に入れた時にパスを変更したフォルダを分けてしまえばいいのですが、この先、使用する側が、どのようにしてフォルダを管理するかにもよるので、この件は、もう少し時間をください。自動的にパスを指定して保管するフォルダを作ることも出来るのですが、自動はとても危険です。
使う側の自由度に反しますし、ファイルを移動してしまうと「消えたぞ!」というクレームにもなりかねません。
ですから手動で任意で好きなように保管できる仕様を考えます。
それと、今お話すると大変なことになるのですが、サーバー含めたLAN構成になるとバックアップなど外部保存構成にも問題が出てきます。ですので、まずはスタンドアローンで作りきってしまってから考えましょう。
いざ、サーバーとなると各端末ごとにあるフォルダまで管理できません。ファイルは共有フォルダに外部保存になるのかと思います。
で、
話を戻しますが、この大分類、中分類、小分類を作り上げるのは、たぶんデータベースの正規化を正しく習得された中級以上の技術が必要です。
ファイルメーカーでは動的値一覧と呼ぶのですが、今回のは数段複雑です。
本来なら、動的値一覧を習得して何度もチャレンジしないと出来ません。
それで、初級か中級です。
私的には、初級とか中級とか好きな言葉ではないのですが、後々自分でメンテするときの事を考えると、どの程度まで作れるかは、けっこう大事になってきます。
今回の大中小の絞り込みのリレーション図です。
今回はサンプルはまだ出しません(出しちゃったら、この後に続かなくなりますから・・・
どうしてこんなに複雑なのかというと、マスタとして登録するときも、なるべく簡単に登録できるようにしたいのと、実際の事件画面でも簡単に選べるようにしたい。という2つの要望を満たすためです。
テーブルの種類は6種類なのですが、蜘蛛の巣のように幾つも繋がっています。
同じテーブルを、仮想的に増やしたテーブルを「テーブルオカレンス=TO」と呼びます。
そのTO同士を結び付けて、データ同士を絞り込んでいます。
IBMか作ったSQLのER図ではこんな風にはなりませんが、これがFileMakerの技でもあるんです。
この蜘蛛の巣図は、ファイルメーカーを嫌う人達の大きな理由でもあるのですが、
慣れると、こっちのほうがデータの流れが理解しやすくなります。
私は下手ですけどね・・・。
まぁ、業界話はどうでもいいことなので、このデータ絞り込みを次回から細かく解説しましょう。
大分類マスタ
中分類マスタ
小分類マスタ
設定マスタを作ります。
たぶん、あと5~6回続くかと・・・。
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