(前のブログから移設中・・・・)
開発から少し外れますが、将来的にシステム構想を練る上で必要かと。
クラウドという単語が飛び交っていますが、実際は続々とサービスを停止しています。
インターネットというネットワークを通して蜘蛛の巣の様に張り巡らしたサービスなのですが昨年、googleの代表的なクラウドRSSリーダーというサービスが停止して愕然としましたが、ある日突然サービスが停止する可能性は低くは無いのです。個人向けのiGoogleも終了しましたよね。アメーバビジョンやOperaのブログ、Plalaのブログ、HPサービスも終了しています。変だと思いませんか?
フェイスブックを開発するときにマーク・ザッカーバーグが使っていた、このライブジャーナルというブログだって、いつ終了するか分かりません。(このブログ良くないです、検索にヒットしません。あまり公開したくない研究のためとかに使う分にはいいと思いますが・・・)
それらの理由を憶測で書くつもりはありませんが、もうちょっと業界の現実を見た方が良いのかもしれません。
セキュリティという概念から、ちょっと離れて考えてみます。
どちらかというとIT業界の経営というより、いまさら止められないという、現実的な見込み違いではないかと思うんです。
犠牲商品が売れなかったので終了!ってこと?・・・・
クラウドはそもそもIT業界のメイン商品ではなく、付帯商品であって、穿った云い方に変えると犠牲商品でもあります。飲食店でいえばメイン商品を販売するための手段でポイントやクーポンのような集客商品です。儲けられない低価格サービス品なのです。しかし、業界はなぜかここで競争を激化させています。
「これからはクラウドだ!」と言ってもソフトハウスが負荷のかかるサーバーを負担してくれるわけではなく、彼等もサーバー業者に外注するわけで、その外注先がサービスを停止したら、ソフトハウスは別の業者を探すわけです。
サーバーを提供するIT企業側は、競争分野なので安売り合戦です。
本業自体が大変なのに、必死で低価格の集客商材のような競争分野に人材を投入していきます。大切な本業は人員もコストも削られ悪循環を起こし、「3月で終了させて頂きます」のような通知が突然届くわけです。
現実の話です。
少し前まで、莫大な広告料でサービスを提供していたポータルサイトは今どうなったでしょう。広告料は10分の1の価格に下げ、今は100分の1の価格で提供しています。TV局業界の話は関係ありませんが、何処もスポンサーが獲得出来ないんです。自己資本500%くらいあればいいけれど、そんなボランティア企業があるわけがないんです。
「いいかお前達、クラウドで補填するぞ! ったく、遅いんだようちは」
なんてソフト会社は沢山あります。
将来が予測できないバブルです。
何処でもパンケーキ屋状態はまだまだ続いていきます。
もっと、小規模で考えてみましょう。
私が以前FileMakerで作ったオーダーエントリーとPOSレジ、事務所で売上管理をドッキングさせた基幹システムです。これは小規模な社内クラウドです。社長だけは厳重なセキュリティの上、出張先から売上情報などが確認できたりもします。
このときはiPadの端末に入れていたFileMakerGoは無料で使えましたが、今はなぜか有料になりました。安いですけど、突然メーカー側の都合で価格が上がったりもします。
こんなものでもネットを利用した立派なクラウドサービスですから・・・。
たとえば、これが数十台あったらどうしますか?って事です。
今はいいかもしれませんが、FileMakerGoが、なくなったら、どうしますか?
実際filemaker bentoはGoに統合され無くなりました。
紙伝票に戻しますか。
こう考えるといいと思うのですが、クラウドは昔の様なオフィスコンピューターではありません。
PCとある種の端末です。銀行の大規模なオンラインとかは別として考えます。
Windows7とか8、MacOSだったりします。しっかりと依存するんです。
先日XPのメンテサービスが終了しました。
OSメーカーやネット企業の都合でクラウドサービスが変更され、5台、8台、10台のシステム全てに影響を及ぼすんです。
なにが言いたいのかというと、
<b>やるのはいいけど、どこまでクラウドに頼るかということです。</b>
法的公文章や機密文書、個人情報など全てが、クラウドを管理する他人企業に依存させてしまったら、そちらの都合でストップしたり、大元のサーバーがシステムダウンしたら終わりです。
委託サーバー会社に大元ファイルを置いてクラウドと言ってる企業が沢山あります。
本当に大丈夫ですか。
セキュリティというのは、どれほど施しても、うちは大丈夫ですよ、という「オレオレ」なんです。
100%は絶対に無い。
私なら公的文章や機密文章、個人情報の入ったPCは絶対にネットに繋げない。
どうするかというと
クラウドとして使用してもいい個所と、そうしちゃマズイ箇所を分けることが大切です。
ちなみに上のダダっこシステムのiPad端末は、お客様の受注だけで、一切の売上管理は持たせていません。WiFiですから誰だって侵入できます。社長だけが売上を見れる仕組みはある種の暗号化させ、別ソフトで見れるようにしていますので、他人様が見ても分からないようにしています。
そういうふうに分けてシステムを組む必要があります。
正直、作る側も恐ろしく感じています。
特に弁護士さん、司法書士さん、税理士さんのクラウドシステムなどです。
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